Sewage Treatment
Sewage Treatment
有資格者をはじめとする下水処理の技術者が、終末処理場等の下水道施設に常駐し、24時間体制で運転管理を実施。また、お客様の大切な資産である各種設備を、機器管理台帳システムにより適正に管理しながら、長期間にわたって能力を発揮できるよう確実にメンテナンスを行います。異常が発生した場合は、警報通知システムにより担当者が直ちに現場へ駆けつけ迅速な復旧対応を実施します。
クリタスでは、全国の終末処理場をはじめ、中継施設、マンホールポンプ等における運転管理・メンテナスを受託。45年以上にわたる水処理施設の運転管理により蓄積された技術力を駆使し、施設常駐での運転管理から遠隔監視、メンテナンスまで総合的にサポートいたします。
❶沈砂池:下水から大きなゴミや土砂類を取り除き、汚水ポンプで分配槽へ揚水
❷オキシデーションディッチ*:下水に好気性微生物*を含む活性汚泥を混合し、空気を供給。微生物は、有機物を吸収分解しながら増殖・沈殿
❸最終沈殿池:上澄水と、沈殿した活性汚泥に分離。汚泥は汚泥濃縮タンクへ送られ、一部はオキシデーションディッチへ返送
❹汚泥濃縮槽:最終沈殿池から送られてきた汚泥を濃縮して減容
❺汚泥脱水機:濃縮された汚泥に薬品を加えて脱水。これらの脱水ケーキをトラックで場外に搬出
❻消毒槽:最終沈殿池からの上澄水は、塩素剤により消毒され安全無害な水となり、海や河川等へ放流
下水処理施設においては、24時間×365日の運転管理とともに、大雨等、天候変化による大幅な処理量変化への対応が求められます。クリタスでは、大雨が予測される場合、事前に貯水槽の水量を減量します。また、緊急時には各施設の担当技術者が迅速な対応を行うほか、状況に応じて当社の近隣拠点から技術者が応援に駆けつける「エリアメンテナンス」等、万全の体制を確立しています。こうした機動力のある体制により、ライフラインの安定稼動をサポートし、地域住民の皆様の健康と衛生的な生活を守り続けています。
北海道のオホーツク海に面した港町・紋別市。住民約2.1万人のライフラインとなるのが、下水処理施設「紋別アクアセンター」です。クリタスでは、平成7年から紋別市と維持管理業務契約を締結、現在では地元企業2社(オホーツク環境施設管理㈱、紋別市上下水道維持管理事業協同組合)との共同企業体(JV)により、24時間×365日の運転・維持管理を実施しています。
紋別市には、沿岸部を中心に大小様々な水産加工場が点在しており、下水道に接続されている加工場から排出される水は、紋別アクアセンターへ流入するシステムとなっています。そのため、漁業の繁忙期は通常時より高濃度な排水が流入することとなり、このような流入水への対応が解決すべき課題となっていました。クリタスでは、長年培った生物処理技術を応用し、常に曝気槽中の活性汚泥濃度を適正に制御し、各施設の立地環境に最適化された安心・安全な運転管理を提供しています。
紋別アクアセンター様プロフィール
■【施設所管】紋別市
■【供用開始】昭和47年12月
■【所在地】北海道紋別市南が丘町1丁目12−1
■【処理方式】標準活性汚泥法
■【処理能力】14,700m3/日