環境への取り組み

CO2排出量の削減を目指し、様々な水処理技術を導入、
中水利用や汚泥再資源化等、地球環境保全に貢献しています

オフィスビル、商業施設等への中水設備導入を通じ、限りある水資源の有効活用を実現。また、当社が開発した脱水機を水処理工程に導入することで、排出される汚泥の含水率を低下させ、廃棄物の削減や大幅な省エネ化を可能にしています。これらの汚泥を、助燃剤や肥料として再資源化したり、食品工場の廃水を発酵させて取り出したメタンガスによりバイオガス発電を行うなど、クリタスは蓄積したグループの技術力を駆使し、地球環境の保全に貢献しています。

膜処理技術の応用により、中水利用を促進

近年の地球温暖化や人口増加に伴い、世界規模で水不足が問題化しており、日本においても、上水と下水の中間に位置づけられる、中水(雑用水)の利用が求められています。クリタスでは、設置が容易な「膜ユニット」を工場やオフィスビル、商業施設等に導入。高度な膜処理技術と活性炭ろ過装置により原水を処理し、より懸濁物質の少ない中水を供給しています。

Other Solutionsこうして産み出された中水は、植栽への散水や噴水等に利用されるほか、トイレの洗浄水等としての利用が可能。また、打ち水に活用することで、都心部特有のヒートアイランド現象を緩和する効果も期待できます。クリタスの環境への取り組みは、水資源の有効利用や都市部の水不足対策、下水道負荷の軽減にも貢献しています。

最新鋭の脱水機により、汚泥の含水率を削減

クリタスでは、助燃剤化脱水システム(造粒濃縮装置+スクリュープレス脱水機)「ダブルウェッジシナジープレス®」を独自に開発。
通常約82~86%ある汚泥の含水率を、本機では70%以下まで削減することに成功しました。
これにより、脱水汚泥の減容ができ、輸送費や処分費を削減することが可能となります。

Other Solutions民間分野では、食品工場等の排水処理工程において、油分分解菌を活用した汚泥減容を推進することで、処理水質向上や臭気改善を実現。設備の簡素化により薬品・電力使用量の削減と同時に、独自技術を駆使して脱水汚泥の資源化を可能にするなど、地球環境に優しい汚泥処理を実現しています。

脱水汚泥を、燃料や肥料等として再資源化

従来、水処理施設から排出される汚泥は、埋め立て処分する方法が一般的でしたが、現在では、環境保全の見地から、燃料や肥料、建築資材としてリサイクルする取り組みが推進されています。クリタスでは、埼玉県内の汚泥再生処理施設等において、汚泥(脱水ケーキ)を助燃剤化できる最新処理システムを導入。汚泥を肥料化して地域へ供給する仕組みを作るなど、循環型社会の創造に寄与しています。

Other Solutions弊社が運転管理を行う製糖工場・酒造工場等では、「メタン発酵システム」を運転管理、バイオガスを発電用燃料などとして利用しています。このような再資源化によって、CO2排出量や水使用量を削減し環境への取り組みをサポートするなど、お客様の企業価値向上にも大きく貢献しています。