クリタスの使命

水処理施設の維持管理を通じ、
「人と自然の調和」に貢献しています

私共クリタスは、重要な社会インフラである公共分野の水処理施設を中心に、45年以上にわたり運転管理・メンテナンス事業を展開してまいりました。弊社の事業目的は、人々の安全で快適な生活と豊かな自然との調和を図り、持続可能な社会の構築に貢献することにあります。そうした社会的使命を果たすべく、現在、全国100カ所余りに及ぶ水処理施設の総合的な施設管理を担当。さらに、水処理薬品や各種機器の導入を行い、「水と環境」に関わる様々な分野で、日々それぞれの業務に取り組んでいます。

PFI/DBO等、民間の技術力を導入する新たな事業スキームに取り組んでいます

現在、最も多くの自治体様が抱えておられる課題が、水処理施設の老朽化と、運転管理・メンテナンスを担当する技術者不足です。そこで、クリタスではこれらの課題を解決するため、次のような2つの方向からアプローチを行っています。

1つ目は、PFI/DBO(民設民営/公設民営)方式や包括的民間委託契約といった、民間の技術力を活かし創意工夫を導入する新たな事業スキームへの対応です。社内にいち早く「PFI推進プロジェクト」を立上げ、組織横断で情報共有を促進し、2018年度には、東埼玉資源環境組合様「八條KIRARI」において、DBO方式のもと最新施設の建設と運転管理を受注・実施しています。

また、石川県小松市様「中央浄化センター」においても、プロポーザル(技術提案書競技方式)の結果、汚泥の有効活用によるバイオガス発電の提案が採用、2019年度から複数年にわたる包括的民間契約を受託しています。このような新方式へ参画させていただくことで、クリタスの技術力を提供し、自治体様にとっての課題であるコスト負担の大幅削減に貢献してまいります。

新たに運転管理へAI/IoTを積極的に導入、人手不足の解消をサポートいたします

そして、課題解決に向けた2つ目の方向性が、AI/IoTをはじめとするテクノロジーの導入です。2018年度から、商品開発プロジェクト内に専門のAIチームを発足。これまで45年以上にわたって行なってきた運転管理・メンテナンス業務を通じて、蓄積された膨大なノウハウのAI化に取り組んでいます。

例えば、次世代型の中央監視「サードエスシステム」の開発も、AI/IoTへの取り組みの一つです。インターネットを介して画面やデータを共有することにより、今後は人・場所・時間を超えた遠隔監視や、データ収集・解析を実現することができます。また、システムツールによる点検管理により、限られた人員で正確な現場点検が可能となるなど、ICT等のテクノロジーを活用することにより自治体様の慢性的な人手不足の解消をサポートいたします。

超純水供給事業を運用面からサポートし、
最先端産業の発展に寄与してまいります

さらに、現在では民間分野においても、お客様のニーズに合わせて最適な各種排水処理や、専用水道による浄水処理サービス等の強化を図っています。また、超純水供給事業で業界をリードする栗田工業(株)との協業により、世界的に成長著しい半導体・液晶製造工場に不可欠な超純水設備の運転管理をクリタスが積極的に担当。各種生産工場の安定稼動を支えるなど、最先端エレクトロニクス産業の発展をサポートしています。

このように、クリタスは公共分野から民間分野まで、あらゆる水処理施設の安定運転を通じて、人々の快適で安全な暮らしに貢献。今後も、環境保全の一翼を担う使命感を胸に、持続可能な社会の構築に寄与してまいります。